「○○だけ」は疑うべし

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

毎日新聞 東京版の
健康を決める力
という連載コラムに
『選択肢は一つ』は疑え
という記事がありました。

この記事は、

「平成30年6月1日から医療機関HPが広告として規制」
される為に、虚偽や誇大広告、体験談が規制される

ことを周知するのが目的でした。
上記の様な医療機関のサイトを見つけた場合
「医療機関ネットパトロール」( http://iryoukoukoku-patroll.com/ )
に通報出来るという制度もある様です。

確かに、インターネットやメディアには
特定の方法や商品のマーケティングの為に
「究極の〇〇、△△だけで□□になれる!」
「○○をするだけで××」
とする情報があふれています。

また、個人の体験談を記載して
「注:個人の体感、体験です」
の様な記載を小さくしている
ところもあります。

しかし、実は
「体験談記載」は医療機関HPだけで無く、
健康系の広告においても
認められている方法では無いのですが、
本当に多いですよね。
皆でやれば怖くない、と言うことでしょうか。

そして、違法では無い健康情報においても、
「限定的な情報」は疑うべきです。

「○○は健康に良い」→それだけでは無いはず。
「○○だけダイエット」→食事や生活全体を見直さないとダメ
「○○が△△の原因だった」→それだけでは無いはず。
と言う様に、「○○だけ」の情報を疑い、
別の情報と比較することが、
過剰な情報が氾濫している
これからの時代に求められています。

一番の問題は、個人個人で
・腸内環境
・消化酵素のバランスや強さ
・代謝経路のバランス
は大きく異なりますので、
誰かに合っているものが
あなた自身に合うかどうかは
分からないと言うくらいの
認識が必要です。

もちろん、多くの方に共通する
こともあります。
しかし、これらのことは当たり前過ぎて
記事や広告には書かれません。

健康に必要なこととしては、
・水分を十分に摂る
・良質な脂質、タンパク質、野菜を摂る
・適度な頻度と強度で運動する
・ストレス対策を習慣化する

・「酸化」「糖化」への対策を意識する
などです。
特定の病気の方は、医師の指示により
水分制限や蛋白質制限をされている場合があります。

メディアの広告や特集に
振り回されるのでは無く、
興味を惹かれたら、
鵜呑みにするのでは無く、
一歩下がるくらいの気持ちで
別の情報と比較した上で
判断する習慣をつけましょう。