【顔パンツってなに?】

2021年12月16日

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。

マスク装着顔で初対面となった場合、
マスクで見えない部分を
見る人の理想を投影してしまい、
マスクを外した際に「違和感」を
感じてしまう現象があります。
これは心理学的に普通のことです。

若い人達のなかには、
自分も同じ様に思われるのでは、
と言う不安から、
人前でマスクを外すことを、
人前でパンツを脱いて
スッポンポンになる様な
恥ずかしさや不安感を感じるそうで、
「顔パンツ」と言う表現が
生まれたようです。

実際にマスクを外した顔を見て
本人に「意外と地味」とか
「思ったより鼻が低い」
「バランス悪い顔だね」などと
面と向かって言う下品な人も
いたりする様です。

マスク装着がマナーとなった時代の
弊害でしかありません。

一般の人達は、
1日1枚のマスクを使い続けたり、
飛沫拡散抑制効果がほとんどないウレタンマスクを
つけたりしているのだとは思いますが、
感染症対策と言う意味では
むしろ逆効果になります。

病院レベルの感染症対策を目的にする場合、
・石鹸を利用した手洗い+擦過式アルコール消毒剤刷り込み
・手洗いと消毒をした手で新しいマスクを取る
・鼻部分のワイヤを適切に折り曲げる
・外面と内面を確認して装着、ヒダをしっかり広げる
・装着中はマスク表面を触らない
・マスクを外したら適切に医療用ゴミ箱に破棄
・装着前と同様の手洗いを行う
と言うことを徹底しますが、
医療従事者でもマスク表面に触れたり、
外したマスクを腕などにつけて再利用する、
と言うことが普通にされています。

感染予防ではなく、
汚染飛沫を浴びない様にする、
と言う意味はあるのでしょうが、
それであれば必要な処置中だけ
装着するのが本来の使い方です。

一般人の心理としては、
素顔を見せないと言うことで、
心理的な障壁を持てるのでしょう。

この様な心理状態の人が増えると、
メタバースと呼ばれる仮想空間の利用も
意外と抵抗感なく
受け入れられるのでしょうね。

マスクを装着した状態で
初対面の方と合う場合には、
自己紹介をした上で
マスクを外して素顔を見せて
会釈をする様なことが
普通になれば良いですね。

何も症状が無い人が街中を歩いたり
公共交通機関を利用する際に
マスクを着けないことが
再び当たり前になるのが一番かと思います。

もちろん風邪症状がある人は、
外出を自粛して休養するとか、
必要があって外出する場合には、
周囲に撒き散らす病原体を少しでも減らす
と言う意味で規格をクリアしたマスクを
適切に装着して欲しいとは思います。

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