果物は食べない方が良い?
こんにちは!
ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。
昨日のblog記事「果糖中毒」
への多くの反応を頂き
有難う御座います。
その中に
「果物は食べないほうが良いのか?」
と言う質問がありました。
さて、良いか悪いかを言う前に
「果物」と「野菜」の違いって
知っていますか?
農林水産省のホームページに記載があります。
野菜と果物(果実)の分類については、はっきりした定義はありません。
あるものを野菜に分類するか果物に分類するかは、国によっても違い、
日本でも生産・流通・消費などの分野で分類の仕方が異なるものもあります。
とあり、統一された分類は無いらしいのですが、
日本の農林水産省の定義では、野菜は
「田畑に栽培されること、副食物であること 加工を前提としない事 草本性であること」
となっており、
・木になるものが「果物」
・草として生えて実が出来るのが「野菜」
と言うことになります。
今回問題とする「果物」は
この様な明確な分類と言うより、
「甘いフルーツ」として
広く認識されているもの、
としておきます。
普段は野菜の様に認識される
「木になる果物」についての
言及ではありません。
ちなみに米国では
果物は非課税、野菜は課税
と言う税制上の違いがあったことから、
「『トマト』は野菜か果物か」で
裁判になり、最高裁まで
もつれ込んだ挙げ句に
「トマトは食事中に食べられ、デザートとはならない」
点が重視され、「野菜」と
最終的な判決が下ったとか。
日本の農林水産省の定義では
「果物」ですが、「果糖」の害は
無いと考えて良いかと思います。
しかし、品種改良による
「高糖度トマト」などの
場合には「果糖の害」を
意識されると良いかも知れません。
「果糖の塊」であれば
摂らない方が良いことは
「果糖中毒」を
読んで頂けたら分かります。
ですから、100%であっても
「ジュース」は避けるべきであり、
常習的に大量に飲むことは
やめるべきです。
では、「果物」については
どうなんでしょうか?
自然な形で食物繊維も
含まれていますし、
果糖以外に有用な
ビタミンやミネラル、
ファイトケミカルも
含まれていますので、
「食べてはいけない」
と言うことはありませんが、
「過剰に摂ると脂肪肝や内臓脂肪の原因になる」
ことは意識しておく必要があります。
海外の食事指導でも、
食べるのであれば、
比較的糖の少ない「ベリー類」を
適度に食べることが勧められています。
シーズンの間に旬のフルーツを
数回適量を嗜好品として食べるくらい
であれば、気にしなくて良い
のですが、ほぼ毎日
甘い高果糖のフルーツを
食べ続けることはやめましょう。
加えて、
自然乾燥にせよ
凍結乾燥にせよ
「乾燥させた果物」も
大量に常食するのは
避けるべきです。
多くの乾燥果物製品は
砂糖が加えられている
ことも多いですが、
加えられていないとしても、
生のモノを食べるよりも
量が摂れてしまうので、
より果糖の悪影響が
大きくなりやすいです。
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