「ギーとバター」
「ギー Ghee」を知っていますか?
とてもわかりやすい記事を
見つけましたので、内容を
紹介させて頂きます。
「ギー」はインド伝統医学
アーユルヴェーダでは
最高のオイルとされています。
【ギーの作り方】
バターを鍋で加熱し、
黄色液体と半固体乳部分に
分離してから、液体部分が
暗褐色〜黄金色の色調に
変わるまで、混ぜないで
煮詰めます。
次に、液体部分を濾して、
貯蔵容器に移せば完成です。
詳しくは、ネット検索
して頂くと詳細なやり方が
多数見つかります。
Cento Dieciの伊藤シェフに
お聞きしたところ、
「澄ましバター」として
料理の世界では
知られている様です。
上記のやり方で自宅で作る
ことができますが、その際に
無塩バターを使う様にし、
出来れば
グラスフェッド(牧草飼育)の
牛のバターを使うと最高です。
【ギーとバターの違い】
作成過程にて、アレルギー源に
なるとされるカゼインやラクトースを
半固体乳部分として除去する
と言うのが大きな違いになりますが、
それに加えて、下記の様な違いがあります。
含有脂肪酸比率
バター:12〜15%の短鎖/中鎖脂肪酸
ギー:25%の短鎖/中鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸は消化器系の
健康に非常に重要で、
・リーキーガット症候群
・自己免疫疾患
に対して有用とされています。
発煙点
発煙点:バター(350°F≒167℃)
ギー(485°F≒252℃)
発煙点が高い為、高温調理に適しています。
【健康効果】
脂溶性ビタミン源
脂溶性の
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
の良好な供給源となります。
リーキーガット症候群、
グルテン不耐症、膵臓障害、
過敏性腸症候群の方々は、
必要なビタミンA等の摂取が
困難となりますが、調理に
ギーを活用することで、
ビタミンAやDの摂取を
増やすことができます。
ビタミンDは日光を浴びる事で
体内にて合成出来ますが、
冬季や紫外線対策を徹底する
様な方々は、ギーを摂取する
ことで補うことが出来ます。
また、脂肪酸から合成される
各種ホルモンやコレステロールの
バランスを改善したり、
ビタミンAにより視力を改善し、
ビタミンEにより損傷した皮膚の
修復に役立ちます。
ビタミンK2も含まれます。
ビタミンK2はカルシウムなどの
必須ミネラルをより効率的に
使用するのに役立ち、
骨の成長と発達を促進しますが、
それに加えて、
虫歯やアテローム性動脈硬化症(動脈の石灰化)にも
効果があると言う報告もあります。
【減量、解毒効果】
ギーに含まれる短鎖・中鎖脂肪酸
から得られるエネルギーは
体内の他の脂肪の燃焼を
促進し、減量効果があります。
アーユルヴェーダでは、
ギーは胆嚢と全体的な消化器系の
機能を改善するとされており、
加えて体内の脂肪に蓄積している
頑固な毒素を取り除く効果も
あるとされています。
【炎症軽減効果】
ギーに含まれる酪酸塩は、体内の
プロスタグランジンを減少させ、
ロイコトリエンの分泌を
制御することによって、
炎症抑制効果をもたらすと
考えられており、
慢性炎症が原因と考えられている、
癌やアルツハイマー病、
喘息、関節炎等の慢性疾患、
脂質異常症等の生活習慣病
の予防、軽減効果が
期待されています。
ここまで効果があることに
驚きますよね。
作るのが面倒な方は、
ネットで完成したギーを
購入することも出来ます。
興味のある方は、
作ったり購入したりして
試されてみては如何でしょうか?
もちろん、摂り過ぎない様に
注意は必要ですが。
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