病院に行っても風邪は治らない!?
こんにちは。
ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。
勤めている老健施設で、
インフルエンザ感染者が
出てしまいました。
こう言うことが起こると、
施設や病院では特別な対応を
したり、抗インフルエンザ薬の
予防投与などの対応が取られる
ことが一般的ですし、
対策をしないで蔓延してしまうと
責任問題になってしまいます。
しかし、風邪は病院受診を
したからと言って治るものでは無く、
「風邪を治すことが出来たらノーベル賞もの」
と言われるくらいなのです。
現役医師・医学博士で
MBAも所得され、病院再生コンサルタント
もされている裴英洙先生の書籍紹介記事。
http://bit.ly/2sP3gFZ
賛否両論ありますが、
風邪の多くはウイルス性だと
言われています。
インフルエンザもそのひとつ。
抗インフルエンザ薬が
あるので、受診して迅速検査、
薬をもらうと言うのが当たり前
と信じている方も多いかと思います。
「風邪、発熱したらすぐ病院」
と言う対応は、実は正しく無い。
確かに、抗インフルエンザ薬は
体内でのウイルス増殖を抑制します。
しかし、世界の中で日本は
ダントツで抗インフルエンザ薬の
タミフルの処方が多く、
全処方量の70−75%が日本と言う
データもあるくらいです。
最近よく使われる、一回吸入する
だけで良いイナビル吸入薬に至っては
日本でしか使われていません。
国際的な研究によると、
タミフルを発症48時間以内に服用
することで、症状緩和までの時間が
7日→6.3日と平均0.7日短縮されます。
吸入薬のリレンザについては、
6.6日→6日と症状緩和までの時間が
平均0.6日短縮されます。
イナビルについては、
開発した第一三共の公開データ
では、タミフルとの比較にて
同等の結果があったとのこと
ですが、海外販売の為の試験では
プラセボ群と差が無かったとの
ことで海外販売計画は白紙
になった経緯があります。
そして、重要なことが、
重症化や肺炎のリスクは
抗インフルエンザ薬を
使用しても下がらない
と言うことです。
最近ではこの様な情報を
発信する医師も多くなり、
http://bit.ly/2F2lKbi
の様な情報もあります。
冬は空気が乾燥する為、
鼻や喉の粘膜が乾燥し、
免疫機能が低下します。
ですので、
・部屋の加湿
・マスク等による鼻、喉の加湿
は対策として有用かと
思いますが、
「ウイルス感染を防ぐ」意味での
マスクの利用は意味がないことは
厚生労働省もコメントしています。
http://bit.ly/2EYJ2P3
しっかりと栄養を摂って、
睡眠、休養を取り、
免疫機能を高めることが、
一番の予防であり、治療になります。
熱が出る場合も、
むやみに解熱剤を使わず、
しっかり保温をすることで、
免疫機能を活性化出来ます。
正しい知識を持って、
正しい対策をしたいですね。
—
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