「免疫のためのボーンブロス」
ボーンブロスについて
効能と作り方が分かりやすく
解説されていましたので、
御紹介致します。
【免疫賦活作用】
最も重要なことですが、
長時間煮込むことにより、
骨や靭帯の炎症を減少させるアミノ酸や
ゼラチンやコラーゲンなどの腸粘膜再生に
有用な治癒成分が抽出されて、
免疫機能をサポートします。
また、免疫機能における好中球の
サポートを増やします。
レシピに加える野菜やハーブは、
免疫性と抗ウィルス性を向上させます。
【ボーンブロスに含まれる有用アミノ酸】
グルタミン:消化管の裏地と腸粘膜の完全性を保護します。
リーキーガット治癒に有用なアミノ酸の1つ。
グリシン:腸内層、コラーゲン、ゼラチンの形成に
大きな役割を果たします。
プロリン:美しい肌をサポートし、
コラーゲンと軟骨の生産に重要です。
【その他の栄養素】
コラーゲン:肌の弾力を保護し、健康な髪と爪をサポートします。
腸の結合組織 を構築するのに役立ちます 。
ゼラチン:消化力をサポートし、消化管粘膜を
保護修復し、栄養素の消化を助けます。
骨髄:信じられないほど栄養が豊富で、免疫システムをサポートします。
ミネラル:カルシウム、マグネシウム、カリウム、リンが
豊富で、骨の成長と修復を助けるのに不可欠です。
【免疫システムと腸】
腸と言うと、通常は消化器官と言う認識ですが、
免疫系の大部分(約70〜80%)が
腸に存在し、全体的な健康のために
とても重要です。
食生活の乱れや抗生物質使用、
慢性的なストレスにより
腸内細菌叢のバランスが崩れると、
腸粘膜細胞同士を強固に繋いでいる
接続部を破壊し、細菌や食物などの
大きな物質が血流に入って来ます。
これにより体の炎症を増加させ、
さらに腸粘膜に大きなダメージを与え、
より極端な免疫応答を引き起こします。
時間経過ととも病状は悪化し、
多くの慢性疾患、食物アレルギー、
自己免疫疾患を引き起こすと
言われています。
この現象はリーキーガット症候群として
知られる様になりましたが、
幸いなことに治療法があります。
グルタミン、プロリン、グリシンなどの
腸粘膜の細胞間結合を再生強化する為の
アミノ酸を補給することです。
【ボーンブロスレシピ】
【どんな骨でも良い?】
免疫改善、強化のためにボーンブロスを
作るのであれば、どんな骨で作るのかが
極めて重要になります。
虐待され、病気にかかったり、
抗生物質やホルモン剤まみれの
動物の骨は使うべきではありません。
放牧され、抗生物質やホルモン剤フリー、
自然な牧草を食べて育った健康な動物
の骨から作られる必要があります。
これは骨に含まれる有益で栄養価の高い
成分を摂取することに繋がります。
【ブロス用の骨の入手場所】
鶏やアヒル等を焼いた料理の骨は
ボーンブロスの材料として
冷凍保存ができます。
健康な骨を扱っている
肉屋から直接入手する場合、
生の骨をオーブンで
約170度で30分ほど焼きます。
【準備】
1:骨を手に入れ、焼く
2:大きな煮込み鍋(5-10L) を用意
3:ストレーナー(濾し器)を用意
【材料】
2-4ポンドの鶏骨または牛骨(2ポンドの骨に5Lの鍋が必要です)
セロリ3本
人参2本
玉ねぎ1個
リンゴ酢テーブルスプーン2杯
海塩ティースプーン2杯
(オプション:ニンニク3片)
ヒント
ボーンブロスには野菜の残り屑を使えます。
セロリやニンジンの端などを容器に入れて
冷蔵庫に保管して使えば、
効果は同じで、食べ物の無駄はありません!
【手順】
1.鍋に焼いた骨を入れます。
2.リンゴ酢を加えます。
3.水を骨が隠れるくらいまで入れます。
4.リンゴ酢の酢酸により骨から栄養が
出やすくする為に、少なくとも30分間
おいて下さい。
5.用意した野菜を鍋に入れます。
6.鍋を沸騰させ、沸騰したら弱火にします。
7.数時間は表面に浮かぶ脂肪を取り除きます。
8.その後24時間は弱火で煮込みます。
9.ストレーナーで野菜やごみを取り除きます。
10.冷ましたら冷蔵庫で1週間
冷凍庫で3ヵ月保存可能です。
【ボーンブロス使用法】
免疫力強化の最善の方法の1つは、
保存してあるブロスを温めて
マグカップで飲むことです。
スープの出汁としても使用できます。
現代医学の父ヒポクラテスは
「すべての病気は腸より始まる」
と言う言葉を遺しているとか。
実際、材料費などはそれほど
かからないと思いますが、
最初の数時間つきっきりで、
その後24時間煮込むと言うのは
なかなか難しいと思います。
スロークッカー等があれば
少し楽になりますね。
米国のスーパーに
レトルトパウチ製品が
並んでいたのも頷けます。
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